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テイルズ・オブ・ジ・アビス #26(終) 新たな世界

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アニメ『テイルズ・オブ・ジ・アビス』第26話(最終話)「新たな世界」を見ました。

最終話の感想

対ヴァン戦

一対多数という戦闘模様はいかにもRPGのラストバトルといった感じ。
しかし実際に映像化されてみると、一人を総がかりで袋叩きにしているようにも……

戦闘中、ジェイド・ティア・ナタリア・アニスは技名を叫ぶのに対して、ルークとガイは無言。
ゲーム未プレイの私には二人が技を繰り出したのかさえわからない。
見ようによってはルークとガイで牽制して隙を作りつつ他が大技を狙う、という誰かのプレイスタイルを下敷きになっているようにも。
ずっと疑問だったんだけど、超振動って戦いには使えないのだろうか。

戦い終わった後、ルークがヴァンに挨拶をするシーンは良かった。
ヴァンが行った事はテロ行為にも等しいが、その思想はまともに思えるし、全てのきっかけとなるホド消滅の件も同情の余地があると思う。
自分が倒されるきっかけとなる大譜歌もヴァンがティアに完成させたに等しい。
もしも、ルークではなくアッシュがヴァンと戦っていたら、アッシュもヴァンに敬意を表す事ができたのだろうか。
その姿がちょっと想像できない。

ルークとの別れ

ジェイドが握手のために差し出した右手を左手に変えるシーンは良かったのだが、その理由がはっきりわからなくてモヤモヤ。
ルークを認めてからこそルークの利き手である左手で握手したのだろうけど、これって大人だから?
それとも軍人ならでは?
それともとも、以前ルークの手が透けた事を気遣ってか? しかし私はルークのどちらの手が透けたのか覚えてない。

ジェイドが気付き、ティアが盗み聞いたルークの寿命。
他の皆に隠し切れてなかった事には大して驚きはないんだけど、今までティア一人が有していた特別感みたいなのは確実に薄れた。
ティアがその事を盗み聞いた時は本気で驚いてた、それだけ素直って事なんだろうけど。
その割にルークに正面から思いを伝える事はできず。
そういう所は不器用で、どこかリグレットにも似た感じがする。

ローレライの解放

ローレライの鍵、というだけあって発動する際に回すアクションだったのは凄く良かった。
地味な事だけど、個人的には鍵を使っているという実感がまるで違う!

ローレライの解放後、光と化すルークの身体と、指が微かに動くアッシュの身体。
その辺りは二年後の解釈に繋がるのだけど、個人的には二人がローレライに包まれるという描写が気になった。

エルドラントが崩れるのは意外と遅く、急いで脱出した割には全形を保ってた。

二年後

「夜の渓谷は危険です」って、おまえら怖いものなしの強さじゃねえかよ(笑

何で二年なんだろう。
それだけ体を治すのに時間が掛かったという事だろうか。

しかし、帰って来た彼がルークなのかアッシュなのか、はっきりさせないとは憎らしい事をしてくれる。
髪の長さや口調の固さなんかはアッシュを思わせる。
ローレライの剣の差し方や約束を知っている辺りはルークを思わせる。
(ところで、ローレライの鍵って使った時に分解したはずなんだけど……)
ナタリアとティアの事を考えるとどちらかだけでは駄目だが、かと言って二人が一人になってしまってもそれはそれで問題なわけで……。

ただ、ジェイドの表情を深読みするなら彼はルークの記憶を持つアッシュなんだろうな。

恋愛模様が見たい人間にとってはこれからが一番の見所なんだろうけど、残念ながらここでおしまい。

EDアニメ(最終話版)

文句なし。

全話通しての感想

OPアニメ

各話の見所を挟み込むのは微妙だった。
EDアニメとやっている事が殆ど同じだし。

どうせやるなら『ガサラキ』のように数話先までの見所を加えた形の方が面白かったと思う。

EDアニメ

後期から衣装が変更されたので本編に先駆けてか、と思いきやそんな事はなかった。
まあアニスの格好はどう見てもコスプレだったからそんなに期待してはなかったけど、それでもちょっぴり残念だった。

後期でイオンが抜けた穴をアニスだけで埋めるのは不公平だと思う。

本編

実際のゲームでどうかわからないが、アニメでは圧倒的にモンスターの登場が少ない。
そもそもダンジョンの数が少ない。
アニメの戦闘回数だけだと、レベルが全然あがりそうにない(笑

最初、パーティはレッドがリーダーでない戦隊ヒーローの印象だったが、その実全く違った。
ジェイドは何もかも優れているが絶対的に皆を率いている訳ではなかった。
変な例え方だと思うけど、野球部以外からメンツを集めた野球部みたいな感じ?
大抵のRPGなら一人はいる、いなくてもよいキャラクターがいないからだろうか。
この作品の場合、誰もが少なからず、物語の本筋に関係を持っていた。
そういう意味での密度の濃さがパーティを個性派揃いと感じさせたのかもしれない。

この作品は珍しく(単に私が人の死なない作品にばかり触れているだけかも?)敵が死ぬ、しっかりと。
が、その割に描写がぬるくて微妙。
別にぶちまけられた臓物や飛沫を上げる血が見たいわけではない。
『天の覇王』のようにボカシを入れる程ではなくとも、それでももう少しわかりやすい死を描いて欲しいわけだ。
例えばアリエッタの場合、その最後は格闘ゲームのKOシーンと大差ない。
エルドラントでヴァンにやられたガイはもっと酷い感じに舞っている(アリエッタの舞い方が悪かったという意味ではない)
レプリカ以外で確かな死を感じたのはイエモンさん達とアッシュ。
アッシュが流した血は作中で一番だろうけど、六神将だってアッシュと同程度まで演出したっていいんじゃないですか。

全体的にもっさりとした感じだけど、あまり悪い印象ではない。
恐らく、ゲームの再現を忠実にしようとした末だと思う。

物語前半のルークがどうしようもない奴だったので、正直見捨てたい、視聴を止めたいと何度も思った。
見捨てなくて良かった。

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