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おねがい♪マイメロディきららっ★ #52(終) 夢の橋から出発

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アニメ『おねがい♪マイメロディきららっ★』の第52話(最終話)「夢の橋から出発」を見ました。

あらすじ

アボ毛ガニを改心させる試みはバク十一郎の声変わりによって失敗した。
頼みの綱を失ったマイメロたちは崖に追い詰められるもバク一家のおかげで窮地を脱する。

しかし、きららが夢を失った影響でマリーランドの崩壊は止まらず、マリーランドの住人にまで影響が及び始め、遂にきららの周りからも一人また一人と姿が消え始める。
その状況にきららは夢を取り戻そうとするが思うようにいかず、うろたえる。
そんなきららを見兼ねたクロミはハリセンで一撃、叱咤する。
クロミの言葉を受けてきららは夢を取り戻す。
するとマリーランドの崩壊は止まり、マイメロたち消えた住人も復活する。

そこに追いつくアボ毛ガニ。
きららは最後のマイララチェンジで、美少女夢防衛戦士きららとなって立ち向かう。
マイメロもママとの特訓でパワーアップさせた「おねがい♪」を繰り出す。
マイメロの「おねがい♪」を受けたきららはアボ毛ガニを、大臣とカニに切り分け倒す。

大臣が倒され城などマリーランドの一部は戻るが、願い星を失い夢を失った人間界はどうする事もできなかった。
しかし、ナタリーが見つけたアボガド大臣の宇宙船で事態は好転する。
ソララは宇宙船で願い星ランドへ戻ると不在だったこの一年分の願い星を放出する。
大量の願い星に人間界の人々は夢を取り戻し、マリーランドも完全に復興する。

願い星の戻ったマリーランドでソララは王子の姿を取り戻すと「一年前の人間界に戻りたい」というきららの願いを叶え、きららも元の姿を取り戻す。
役目を終えたソラピはクロミへプロポーズするが結ばれるのも束の間、直後にソラピの妃が962人いる事を知ったクロミはソラピを宙の彼方へ突き飛ばし決別する。
皆に別れを告げきららはホルンで人間界へ帰って行った。

世界は平和を取り戻し、ナタリーはアボガドを連れ帰る。
マイメロとクロミはいつものまま、バク十一郎の声変わりを祝うバク一家の元にはマイメロママが赤飯を持って訪れる。
きららはペンダントに入れたマイメロの写真を見て勇気を出すと、先輩に声を掛けた。

最終話の感想

夢防衛戦士がまさかの登場。
シリーズ最後にして最初の夢防衛戦士。

クロミの存在は、全シリーズ中で最も大きい。
それは単に主人公きららと絡む事が多かったという意味ではない。
きららがと決定的に違ったのはクロミの恋敵でなかったという事だ。
きららもも片想いをしているが、きららとクロミではその相手が異なるために互いに共感する事ができ、それがとても大きかった。

後半に株を上げたソララは最後の最後でかつてない値下がりを起こした。
なんと言うか、その扱いは哀れでもある。
スタッフにも愛されてなかったのだろうか。

シリーズの最後に小暮たちが見れたのも良かった。
以前のウサミミ仮面の時とは違ってちゃんとセリフがあった、二人だけだったけど。
正直、歌たちの登場は諦めてました。

全話の感想

物語の舞台がシリーズ前作『すっきり♪』から過去へ遡った事で、独立したまま終わるかと思ってた。
しかし、物語終盤で前作までで見慣れたホルンが、最終話には夢防衛戦士が登場して前作までに繋がる終わりを見せた。
シリーズを通しても、テーマが夢を扱うと見れば一貫していたか。

今作で一番残念だったのは宮川知子のキャラデザが、生かされていなかった事だ。
前作までの(大人への)人気は宮川知子による人間キャラのデザインが魅力的だった事だと思う。
しかし今作での人間はとことん減り、唯一と言っても過言でない人間であるきららは常に二頭身だった。

ゲスト的に登場したウサミミ仮面は良かった。
あれを上回るデザインをしたヒーローは中々いないので、例えゲスト扱いでも見れた事は非常に嬉しい。

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